RubyKaigi2023参加記 型と拡張機能と飯

はじめに

こんにちは。渋谷と福岡と鹿児島の会社でWebエンジニアをしているユーキャンです。5月11日〜13日にかけて長野県松本市で行われた、RubyKaigi2023に参加してきたので、その記録を綴っていこうと思います。

きっかけ

僕がお仕事をしているGMOインターネットグループは、今回 RubyKaigiに Video Sponsorとしてスポンサーをさせていただきました。それもあって弊社からは参加する方が多かったのですが、私もぜひ参加してみないかとお誘いをいただきまして、カンファレンスというものに行ったことがないのもあり、興味を持ったので参加を決めました。その時はRubyKaigiが、海外からも足を運ぶ人がいるほど規模の大きいイベントだとは知らなかったので、会場に着いたときに、イベントの参加特典を受け取るための長蛇の列にとても驚いた記憶があります。

ご飯について

松本はとにかくご飯が美味しかったです。お蕎麦や馬肉が有名らしいのですが、そのほかにもいろいろ食べてきました!鴨麺あら井の麺が特に美味しかったので、少しお値段は張りますがぜひ食べてみてください。

https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20018044/

そばきり みよ田 松本パルコ店 | ブランド | 王滝グループ

【リニューアル】鴨麺 あら井 - 松本/つけ麺 | 食べログ

https://www.abecoffee1957.com/

時代遅れの洋食屋 おきな堂

講演について

どの講演にも興味があったのですが、特に型の話題を扱ってる講義を中心に聞きに行きました。RubyPythonが型ヒントなどを導入している中、変数の型のコード内における宣言をせず、動的な型付けにこたわる思想を持っている言語だと思っていました。ただ、最近ではRBSやTypeProf、Steepなど、静的型チェックを支援する多くの公式の機能やライブラリが整いつつあることを知りました。最近はGoに触る機会が増え、静的型付けの便利さを知ってしまったので、ぜひRubyでもこれらの機能を活用していきたいと思います。

また、いろいろな講演を見ていく中で特に印象に残ったのは Yuma Sawai さんの「Develop chrome extension with ruby.wasm」でした。wasmという技術は名前だけは知っていましたが、それを使ってRubyChrome拡張機能を作成できるのは驚きました。社内でちょっとした便利ツールとしてChrome拡張機能JavaScriptで書くことがあるのですが、より使い慣れているRubyを使って開発することができれば、開発スピードが上がりそうです。Sawai さんが作成されているChrome拡張機能フレームワークunloosen にも要注目!

github.com

これから

最近は趣味でも業務でもRubyを触ることが多くなりました。簡単に、そしてすぐに実行できるスクリプトを用意したいときに、文法が簡単でライブラリのエコシステムが整っているRubyは本当に重宝しています。ただ自分がRubyを使いこなせているか?と聞かれると疑問符がつきます。なので、日々進化しているRubyの技術を記事やイベントでキャッチアップして、より開発者としての生産性を上げていきたいと思いました。

また、今回のイベントをきっかけに、RBSとSteepについての記事を書きました。簡単なものではありますが、ぜひお読みください。

zenn.dev